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提案します!オーシャンクリーンという考え方

水辺ノウハウ

SDGsの14番目の目標に「海の豊かさを守ろう」というものがあります。
海の資源を守り、大切に使おうというもので、海洋ごみを減らし海の水質を守ることで海の生物や海自体を守っていこうというものです。

海を守っていこうという事から思い起こされるのは「ビーチクリーン」だと思います。海に行ってゴミを拾う行動。海で楽しむサーフィンやSUP、シーカヤックなど、遊ばせてもらっている海が綺麗であって欲しいという思いもありますし、SDGsの目標のように海そのものがいつまでも遊べる環境であって欲しいと願う気持ちからビーチクリーンをする人も多いと思います。

ビーチクリーンは名前の通りビーチ(浜辺)をクリーン(掃除)することですが、当然ですが海は浜辺だけではなくて海水のある海自体も含まれます(というか、むしろ海の本体でしょうか)。その海自体の方もクリーン(掃除)できるのではないか?と考えたのが、オーシャンクリーンという考え方です。

オーシャンクリーンとは

オーシャンクリーンという言葉がそもそもあるのかなとGoogleで検索してみましたが、2024年1月時点ではその言葉自体はヒットせず、オーシャンクリーンアップという言葉が検索できました。
オーシャンクリーンアップとは、2013年にオランダで立ち上げられた海面のプラスチックゴミを回収するために立ち上げられたNPOです。

もしかしたら「オーシャンクリーン」とは、私が勝手に言っているだけなのかもしれません。が、オーシャンクリーンアップの考え方と同じ、ビーチではなく海面に浮かぶゴミを綺麗にする取り組みのことを指す言葉として考えられればと思っています。
ビーチクリーンは陸で行うため取り組みやすいですが、海面のゴミとなると海の中に入らなければならないためハードルがグッと上がってきます。ただ、浜辺だけではなく海の中にもゴミはあるわけで、それらを拾わないわけにはいかないのです。

オーシャンクリーンとは、海に浮かぶゴミを拾う活動という位置付けで広められればと思っています。

オーシャンクリーンをどうやって行うのか

オーシャンクリーンという考え方を思いついたのは、サーフィンで波待ちをしている時でした。波待ちをしているとフワフワと何かのパッケージのビニール袋のゴミが漂ってきました。いわゆるプラスチックゴミですね。このまま漂っているといずれボロボロになってマイクロプラスチックゴミになってしまいます。それほど波も来ない穏やかな日だったこともあり、拾って浜辺まで持っていきました。
さて、拾ったゴミをどうしようかと思っていると、ちょうどビーチクリーンをしている方がいらっしゃったので説明をして回収していただきました。

オーシャンクリーンするには、海に入る必要があります。さらに言うと、ビーチよりもゴミに出会うことが少ないかもしれません。そんな中、わざわざ海に入ってゴミを探すというのも難しいものです。
そこで思ったのが、初めから海に入っている人がゴミを見つけたら拾って捨てればいいだけのことではないか?ということです。初めから海に入っている人、、そうです、サーファーですね。SUPやシーカヤックを楽しむ方ももちろん含まれます。

オーシャンクリーンとは、サーフィンやSUP、シーカヤックなど、海に入って楽しんでいる人がゴミを見つけたら拾い、浜に上がったらゴミとして捨てるという行為のこととして考えればよいかと思っています。

オーシャンクリーンが広がるためのボトルネック

ゴミがあったら拾って捨てる、結構当たり前のことのように思えますが、この行動を広げていくにはボトルネックがあるのではないかと思っています。

ゴミ箱がなくてすぐ捨てられない

ゴミを拾ったらゴミ箱に捨てたいですが、ビーチにゴミ箱の設置がない場合は捨てられません。当然ですが、浜辺に放置したら意味ありませんし、持って帰るにしてもサーフィンやSUPを中断して自宅に捨てに戻るというのも現実的ではないです。

海にゴミ箱がないというのは、大きなボトルネックになるかと思っています。ゴミ箱があるビーチもあるかもしれませんが、少なくとも私がよくいく海ではゴミ箱がないんですね。。ビーチクリーン専用のゴミ箱とかあったら促進されるのに、と思っています。

サーフィンやSUP最中にゴミを保持しにくい

サーフィンやSUPは両手を使ってパドリングなどを行う関係で、片手に何かを持っているということが難しいスポーツです。例えば浮いているペットボトルのゴミを見つけて手にしたとしたら、普通にパドリングできなくなってしまいます。

ゴミがあったら取って、パドリングなどの邪魔にならないような保持の仕方ができないものかというのは、私が常日頃考えていたりしています。実際に100円ショップでメッシュの簡易ザックのようなものを背負ってサーフィンしてみたりしていますが、格好はよくないんですよね。
ゴミがあったらすぐ拾えるような、そんな装備ができないか今後も考えていきたいと思っています。

オーシャンクリーンを広めていきたい

サーフィンやSUP中にゴミが浮いていたら拾うのは当たり前だ、という人もいらっしゃると思いますが、もっともっと増やしたいと思います。
ゴミはビーチだけではなくて海の中にも浮いているんだ、ということを意識していきたいです。また、海で遊ぶ人たちが、オーシャンクリーンという考え方が格好いいと思えるような、サーフィン中にゴミを保持することのできる装備をデザインして広めていきたいと思っています。

気を張らずに、遊びの中で海が綺麗になっていくことがあれば、素敵なことだと思います。

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