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カヤックのタイプを解説|シットインカヤックとシットオンカヤック

水辺ギア

海や川、湖の上をのんびり散歩するように進むカヤック。水辺で遊ぶと景色を独り占めするような楽しみ方ができて、とてもおすすめです。
カヤックには大きく2つのタイプがあります。それは、シットインとシットオンそれぞれのタイプのカヤックです。どういうタイプのカヤックを選べばいいのか、悩みどころです。それぞれの特徴を理解して、自分に合ったカヤックを選んでみましょう。

シットインとシットオン

シットというのは英語で書くと(sit)。つまり、座るの意味です。それがインとオンなので、中に座るのか上に座るのか、という意味ですね。
シットインカヤックは、艇内に人間が入り込めるエリアが設けられていて、腰から下を潜り込ませて乗るタイプのカヤックです。一方シットオンカヤックは、船艇に身体を入れ込む場所がなく、カヤックの上に乗って漕ぐタイプのカヤックです。

シットインカヤック

特徴

シットインカヤックは前述した通り、カヤックの船艇に身体を潜り込ませるタイプです。重心が低くなり、身体は水面に近い状態になります。水を近くに感じながら進むので、個人的な感覚かもしれませんが、水の上を滑って進んでいくような気持ちよさがあると思います。

浮力を確保するため、カヤックの前後(ノーズとテール)に浮き袋を入れたりする必要があったりしますが、身体が船艇内に入り込んでいるので比較的濡れにくかったりします。
また、シットオンカヤックと比較すると重量は軽く、持ち運びや取り回しがしやすいというのも特徴です。

デメリット

いいことずくめのシットインカヤックですが、転覆した際に再乗艇することが難しいというデメリットがあります。それは構造上、艇内に水が入ってしまうので通常の状態に戻すことが難しいためです。転覆しなくても波などで水が溜まり出した際に水をかき出せるよう、ポンプやセームを載せておく必要があります。

シットオンカヤック

特徴

シットオンカヤックは重量があるため安定性があり、速い移動も可能になります。また、カヤック自体に物を載せたりすることができることから積載量は多めです。カヤックでフィッシングを楽しもうとする場合などは、荷物などのことを考えるとシットオンカヤックは選択肢としてありだと思います。

また、転覆から回復することもシットインカヤックより容易のため、陸から離れた場所でフィッシングをしようとしている場合などは、シットオンカヤックの方が安心できると思います。

デメリット

安定性を確保するために重量がある、そのために持ち運びが大変です。車のルーフに載せて運ぼうと考える場合、重くて1人では車の上に持ち上げられないかもしれません。車のルーフに載せる場合に持ち上げるためのツールがあるのでそういった装備を検討するなど、運び方を想定しておく必要があります。
少なくとも購入前には、実際に自分で触って重さを確かめる(運ぶ想定をして持ち上げてみる)ことをお勧めします。

結局シットインとシットオンどちらがよいか

シットインカヤックとシットオンカヤックどちらがいいのか、それはもちろん用途や好みによると思います。組み立てるタイプはどちらのカヤックにも存在しますので、やはり結局は用途で選ぶということでしょうか。
初めて購入する際は、こういった情報を持ちつつメーカーの方と店舗で相談しながら購入することをお勧めします。

どんな人にお勧め?

■ シットインカヤック
・湖など、しずかな水辺で遊ぶのがメイン
・子供と一緒など家族で遊ぶのがメイン

■ シットオンカヤック
・フィッシングで沖に出て遊ぶのがメイン
・荷物をいろいろ載せて楽しみたいのがメイン

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